2025/11/03 10:19

1. なぜ「水性塗料用」の質問が多いのか?

最近、お客様からこのようなお問い合わせが増えています。

「水性塗料用のマスキングシートを使おうと思いますが、どう思いますか?」

確かに、専用のシートは魅力的かもしれません。しかし、KicksDataが長年、あえて**「緑色のマスキングシート」**にこだわっているのには、ある理由があります。

2. KicksDataが緑色を選ぶ、本当の理由

私たちが緑色のシートを使っている理由は、「マスキングシートを使う方の技術レベルが分からないから」。これが本当の理由です。

  • 誰でも失敗しにくいことを一番に考えています。

  • 私たちは、お客様がプロの職人さんばかりではないことを知っています。

カスタムを始めたばかりの方や、ペイントに慣れていない方は、以下のような状況になることが多いです。

  • **塗料の「薄塗り(うすぬり)」**にまだ慣れていない。

  • 塗料を薄める**「希釈(きしゃく)」**の加減が分からない。

  • 水性塗料以外も使用している(ラッカーなど)

特に塗料を厚く塗ってしまうと、水性塗料用のシートでは塗料が溶けて滲みやすくなります。だからこそ、そういった方々が使っても失敗しにくい、溶けにくい緑色のシートを、私たちは親切心で選んでいるのです。


3. 「緑色」は質が悪いのか?それは違います。

「緑色のシートだと、うまくいかないのではないか?」と心配される方もいるかもしれません。それは違います。

まず、どちらのシートを使うにしても、「自分はまだカスタムが上手ではない」という意識を持つことが大切です。

KicksDataが提供するのは、「まずは誰が使っても大丈夫な」緑色のシートです。

なぜなら、私たちがお客様に販売している柄は、非常に細かいデザインも多いため、

「細かい作業は苦手なんだよね」

というお客様でも、安心して使えることが大事だと考えているからです。

4. 失敗の原因はシートの色のせいではない

もしマスキングがうまくいかない場合、それはシートの「緑色」のせいではありません。

考えられる原因は、ほとんどが以下の2つです。

  • マシンのカット圧: お客様が設定したカッティングマシンの**「カットする力(圧)」**が適切ではない。

  • データパスの問題: お客様がご自身で用意した**「デザインの線(パス)」**に問題がある。(KicksDataのデータには問題ありません。)

私たちは、お客様が安心してプロ級のカスタムに挑戦できるよう、最高に安全性の高い緑色のシートを選んでいます。まずはこのシートで、準備と貼り付けのコツを掴んでください。


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