2026/04/20 00:00
せっかく仕上げたカスタム。でも、一歩歩いた瞬間にペリッと割れてしまった……。そんな悲しい経験はありませんか?
「割れ」には明確な理由があります。今回はその原因と、一生モノのカスタムにするための対策をまとめました。
1. 「厚塗り」が最大の敵
前回のブログで「粘度」の話をしましたが、ドロドロの塗料を何度も重ねると、表面に厚い「ゴムの膜」ができてしまいます。膜が厚いほど、足の動きに耐えきれずバキッとヒビが入ります。
対策:一度で色をつけようとせず、下地が透けるくらいの「薄塗り」を何度も重ねましょう。
2. 屈曲部(シワができる場所)の工夫
スニーカーには必ず大きく曲がる場所があります。ここに厚く塗るのは、割れるのを待っているようなものです。
対策:シワが寄る場所こそ、最も慎重に薄く塗ること。デザインを配置する段階で、曲がる部分に細かい模様が来すぎないよう工夫するのもプロの知恵です。
3. 下地処理を甘く見ない
革の表面に残った油分は、塗料の「食いつき」を邪魔します。土台が不安定だと、どれだけ丁寧に塗っても剥がれや割れの原因になります。
対策:アセトンで、表面の光沢がなくなるまで丁寧に油分を拭き取ること。この一手間が、耐久性を10倍変えます。
まとめ:薄塗りの積み重ねがプロの証
見た目の美しさと耐久性はセットです。
適切な粘度で薄く塗る
屈曲部は特に薄く
下地処理を徹底する
材料が手に入りにくい今だからこそ、一滴の塗料を大切に「薄く、正しく」塗る技術を磨きましょう!

